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ウェブセミナー 〜コンプライアンス〜

(第7回)
社員全員に会社ルールを周知させます |

いよいよ、コンプライアンスウェブセミナーも最後の回になりました。今回は、第六回でも少し触れた、「ルールの周知」ということについてです。 内容は素晴らしい「行動規範」が完成したとしましょう。ですが、それが実際にはまったく機能していない。そんな現状が多々見受けられます。それはなぜでしょうか? 次の質問に答えていただければわかります。 「あなたは携帯電話の説明書をしっかりと読んだことがありますか?」 ほとんどの方は「ない」と答えたのではないでしょうか。 例えばメールの使い方が分からないとき、友人や子供など知っていそうな人に聞いて「なんとなく使えるようになった」という経験があると思います。しかし、その機種の説明書を精読していたならば、「なんとなく使える」以上のより便利な機能を発見する事が出来た可能性もあるのです。 携帯電話の説明書であれば、「知らずに損(不便)をしていた」という程度で済む話ですが、企業の「行動規範」の場合は違います。 従業員に聞いてください。 「あなたは行動規範をきちんと読んだことがありますか?」 おそらく、「ない」と答える従業員の数に驚くことでしょう。これが、「行動規範」があるにもかかわらず、それが機能していない最大の理由です。そして、携帯電話の場合とは異なり、何か問題が生じた時には「大きな損害」を生じる可能性が高いのです。
その解決方法を考えましょう。 「従業員に読ませる(周知させる)。」 これで解決です。 ですが、この読ませるというのが実際には難しいのも事実です。携帯電話の説明書を「読め」と言われても「嫌だ」と答える方がほとんどだという話と同じです。 では、どのようにして「読ませる」のか? 経営者の方々は、自社にあった方法を考案する責任があります。確実に読ませるための条件をいくつか上げておきましょう。 ・内容を簡単に、平易な文章で書く。 ・ページは数ページにする(要約版でも可)。 ・就業時間内に読ませる時間を作る(仕事の一環にする)。 ・別に研修会を定期的に開き、持続させる。
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補足 |

「行動規範」を従業員すべてに周知させることが出来れば、コンプライアンス活動はようやく現実的に機能し始めます。 時間がかかる地味な活動であり、利益に直接反映されるわけでもない為におろそかにされがちなコンプライアンスですが、ぜひコンプライアンスの第一歩を踏み出してください。 これでコンプライアンスのウェブセミナーを終了します。
お疲れ様でした。
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